
トピックス
日本肝癌研究会について
概要
- 目的
- 本会は肝腫瘍に関する研究ならびに診療の進歩・普及を図ることを目的とする。
- 構成
-
- 組 織:
- 代表理事1名、副代表理事1名、
年次会長1名、 年次副会長1名、
理事 9名、社員107名、 監事 2名 - 会 員:
- 特別会員 48名、 施設会員 393施設、
個人会員 1,859名
(令和4年4月1日現在)
- 事業
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- 1)学術集会(年1回)
- 2)協力施設からの新規登録患者の疫学的、診断・治療学的解析
- 3)予後調査と生存率の算出
2)、3)については2年に一度、報告書を刊行 - 4)肝癌取扱い規約の作成・改訂
- 5)治療効果判定基準の作成・改訂
- 6)その他
代表理事
挨拶
日本肝癌研究会 会員各位
2022年5月より、國土典宏前理事長の後任として理事長に就任いたしました。初代の國土理事長、会員の皆様、諸先輩方のご尽力により一般社団法人への移行も滞りなく行われ、法人としての研究会の活動も、これまで通りに、あるいはそれ以上に活発に行われております。二代目として、研究会が一層安定的に発展できるように尽力させて頂く所存です。
肝癌研究会は、原発性肝癌取扱い規約の策定、本邦における肝腫瘍の統計・追跡調査に長年取り組み、今年で58回を数える年次学術集会と併せて、肝腫瘍に関する研究並びに診療の進歩・普及に取り組んできました。
この基本的なスタンスを維持しながら、時代の変化、要求にも柔軟に対応することで、より安心で魅力的な研究会を目指せればと考えております。
私が常任幹事に就任させて頂いた2006年から8期16年が経過しておりますが、この間に肝癌診療は大きく進化してまいりました。背景肝の病態、肝細胞癌の診断・治療法が大きく変化する中で、より精密で最適な診断・治療が求められるとともに、肝内胆管癌の診断・治療、医療の効率化などへの一層の取り組みも期待されています。
肝癌研究会は、肝癌の研究・診療を愛する多分野の医師・研究者が集い、自由に意見を交換する場として発展してきました。そのDNAが変わることの無い様に、会員の皆様には、ますますのご理解とご協力をお願いできればと存じます。また、肝癌と関連する国内外の諸学会とも連携し、発展していければと願っております。皆様のご指導、ご支援を宜しくお願い申し上げます。
2022年5月
一般社団法人 日本肝癌研究会
代表理事 坂元亨宇

発行書籍・論文
転載許諾の申請について
日本肝癌研究会が発行する刊行物の著作権は、日本肝癌研究会に帰属しています。
これらに掲載された図表などを利用する場合は、転載許諾をご申請くださいますようお願い致します。
転載許諾の申請について
全国原発性肝癌追跡調査について
第27回全国原発性肝癌追跡調査詳細について
日本肝癌研究会では「全国原発性肝癌追跡調査」を施行しております。
肝炎ウイルスの汚染地帯の一地域であるわが国は、肝癌の基礎および臨床研究における世界のリーダーであり、肝癌の早期発見、早期治療を含めた集学的医療を行うことにより肝癌の撲滅に立ち向かうことが、肝癌の研究・診断・治療に携わる医師、研究者の使命と考えております。
本研究会は肝腫瘍に関する研究ならびに診療の進歩・普及を図ることを目的として1965年に創設され、現在では肝腫瘍の診断・治療の診療に携わる2,000人以上の医師、研究者と全国約500以上の施設で構成される学術団体であり、本研究会が主体となり全国原発性肝癌追跡調査を施行することにより本邦における肝癌の現状を把握することは、原発性肝癌に関する研究ならびに診療の発展に大きく寄与するとともに、国民の健康の向上に大きく貢献すると期待されています。
■ 調査の目的
本研究は本邦における原発性肝癌の統計および追跡調査を行うことにより、原発性肝癌に関する研究ならびに診療の改善・普及を図ることを目的としています。
■ 調査の対象
全国の病院において臨床診断、切除標本や生検による病理診断、剖検により原発性肝癌と診断された患者さんです。
■ 調査にご協力いただいている施設
日本肝癌研究会「施設会員」および本研究の趣旨に賛同する「協力施設」 です。
■ 調査の方法
2年ごとに、当研究会追跡調査委員会によって作成された登録項目について、一般社団法人National Clinical Databaseの症例登録システムを利用して、データを収集します。また、登録症例は死亡まで追跡調査を行います。
■ 調査結果の公開
本調査の結果は、日本肝癌研究会追跡調査報告として刊行されるとともに、関連学会誌や関連学会で報告されます。
■ 倫理的側面
本調査についての倫理的側面は近畿大学医学部 倫理審査委員会で審査を受けております。また、本調査への参加は患者さんの自由意思でいつでも中止することができます。
尚、本調査ついて質問や疑問等がございます場合には、下記までご連絡ください。
全国原発性肝癌追跡調査
に関する研究
協力施設一覧

学術集会
次期研究会のご案内
第59回日本肝癌研究会Annual Meeting of Liver Cancer Study Group of Japan
- 会 期
- 令和5年(2023年)7月27日(木)、28日(金)
- 会 場
- 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
- 会 長
- 飯島 尋子
(兵庫医科大学消化器内科(肝胆膵内科)
第60回日本肝癌研究会Annual Meeting of Liver Cancer Study Group of Japan
- 会 期
- 令和6年(2024年)7月12日(金)、13日(土)
- 会 場
- アクリエひめじ
(姫路市文化コンベンションセンター) - 会 長
- 村上 卓道
(神戸大学大学院医学研究科放射線診断学分野)
第61回日本肝癌研究会Annual Meeting of Liver Cancer Study Group of Japan
- 会 期
- 令和7年(2025年)7月10日(木)~11日(金)
- 会 場
- 神戸国際会議場 他
- 会 長
- 福本 巧
(神戸大学肝胆膵外科)
過去の研究会
- 会期:
- 令和4年(2022年)5月12日(木)、13日(金)
- 会場:
- 虎ノ門ヒルズフォーラム
- 会長:
- 椎名 秀一朗
(順天堂大学消化器画像診断・治療研究室)
- 会期:
- 令和3年(2021年) 7月22日(木)、23日(金)
- 会場:
- 城山ホテル鹿児島
- 会長:
- 坂元 亨宇
(慶應義塾大学医学部病理学)
- 会期:
- 令和2年(2020年)
7月10日(金)、11日(土)
12月22日(火)、23日(水) - 会場:
- 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
- 会長:
- 久保 正二
(大阪市立大学大学院肝胆膵外科学)
国際関連学会のお知らせ
国内関連学会のお知らせ
各種手続き
新規登録
会員の種類
入会資格
- 施設会員
- 当研究会の目的に賛同する施設とする。
- 個人会員
- 当研究会の目的に賛同する医師・研究者とする。
年会費
- 施設会員
- 20,000円
- 個人会員
- 8,000円
当研究会の会計年度は、5月1日より4月30日までとする。
入会手続き
下記の申し込みフォームに必要事項をご入力の上、送信して下さい。
ファクシミリ(072-368-1903) でお送り下さっても結構です。
登録事項の変更
登録事項に変更のある場合は、下記フォームもしくはFAXにてご連絡下さい。
肝癌に関する一般知識
肝細胞がん予後予測自動計算法
http://www.u-tokyo-hbp-transplant-surgery.jp/about/calculation.html- このカルキュレーターの基となった研究は、後ろ向き観察研究であり、選択バイアスが存在し得ます。
- このカルキュレーターの基となった対象は2000年~2007年の症例であり、アブレーションの内訳はラジオ波焼灼療法が71%、マイクロ波焼灼療法が8%、エタノール注入療法が18%です。
- 算出される生存率予測は1つの目安であり、治療方針や治療法がこれによって規制されることはありません。
お問い合わせ
お問い合わせフォーム一般社団法人 日本肝癌研究会
〒589-8511大阪府大阪狭山市大野東377-2
近畿大学医学部消化器内科
Tel:072-368-1901 Fax:072-368-1903